「光と風をつれて 」の歌詞
光と風をつれて 詩 工藤直子 | |||||||||||||
いっしょに | |||||||||||||
ここで やすんでいきませんか | |||||||||||||
すこし おはなししませんか | |||||||||||||
きのうみた ゆめのはなしや | |||||||||||||
あしたのおてんきのこと | |||||||||||||
かぜのはしるすがたや | |||||||||||||
ひかりのこぼれぐあいについて | |||||||||||||
そして あなたがどこからきて | |||||||||||||
どこへいくのか なども・・・ | |||||||||||||
ゆっくりゆっくり うなづきあって | |||||||||||||
しばらくいっしょにすごしませんか | |||||||||||||
秋のまんなかで | |||||||||||||
「おおい」と呼んでみる | |||||||||||||
へんじはない | |||||||||||||
もう一度空にむけて「おおい」 | |||||||||||||
しずかだ | |||||||||||||
山が祭りのようにあかるくなり | |||||||||||||
生きものは 急ぎあしになり | |||||||||||||
くさはらに 忘れもののような花が咲き | |||||||||||||
あ 風 | |||||||||||||
むこうからこっちへ こっちからあっちへ | |||||||||||||
ああ ああ ああ 行ってしまった | |||||||||||||
「おおい」もう一度呼んでみた | |||||||||||||
あいたくて | |||||||||||||
だれかにあいたくて なにかにあいたくて | |||||||||||||
生まれてきた-そんな気がするのだけれど | |||||||||||||
それがだれなのか なになのか | |||||||||||||
あえるのはいつなのか- | |||||||||||||
おつかいのとちゅうで迷ってしまった子どもみたい | |||||||||||||
とほうにくれている | |||||||||||||
それでも手の中にみえないことづけを | |||||||||||||
にぎりしめているような気がするから | |||||||||||||
それを手わたさなくちゃ | |||||||||||||
だから あいたくて | |||||||||||||
はじまり | |||||||||||||
畠があり川があり また畠があり森などもあって | |||||||||||||
ついには地平線がある | |||||||||||||
背中をのばして地平を見つめ | |||||||||||||
地平の奥の雲を見つめ | |||||||||||||
雲のむこうの青さを見つめ | |||||||||||||
青さの中の見えない星を見つめ・・・ | |||||||||||||
おお 目が痛くなるのだが | |||||||||||||
何もないあそこから何かが始まっているようだ | |||||||||||||
光が駆けぬけた! | |||||||||||||
風が追いぬいた! | |||||||||||||
・・・・・・・・ |
空はいま いまのいま 突きぬけた! | |||||||||||||||
忘れたいことがあり 忘れたくないことがあり | |||||||||||||||
判りたいことがあり 判らないことがあり | |||||||||||||||
でも しかし・・・ だがしかし・・・ | |||||||||||||||
そんなことどもは まるで どうでもいいようなふうに | |||||||||||||||
ごうごうと 地球はまわりつづけ・・ | |||||||||||||||
あらゆる生き物の鼓動をのせて | |||||||||||||||
ごうごうと地球はまわりつづけ・・ | |||||||||||||||
目まいしたわたしの前に 相変らず畠があり川がある! | |||||||||||||||
光がまた駆けぬけた! 風がまた駆けぬけた! | |||||||||||||||
・・・・・ | |||||||||||||||
空はいま いまのいま 突きぬけた! | |||||||||||||||
何もないあそこから | |||||||||||||||
確かに何かが始まっているようだ | |||||||||||||||
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